
では、この300ワットのカーボンファイバー製ルビーエミッターについて話しましょう。
このランプは、高純度の石英ガラス管の中にカーボンファイバー製の加熱要素を仕込んで作られています。もし従来の金属コイル式のランプを使ったことがあるなら、すぐに違いが分かるでしょう。このランプはより迅速に発熱し、効率的に熱を放出します。「ルビー」というのは、波長やコーティングを調整することで、熱が正しく目的の場所に届くようにしているからです。
なぜ石英ガラスと300ワットなのか?
それはバランスの問題です。300ワットあれば十分なパワーが得られますが、電気代が高くなりすぎることはありません。また、温度が大きく変動しても問題が起きないため、石英ガラスを使用しています。最良な点は、ガラスが熱を吸収しないことです。その代わり、赤外線が直接ワークピースに届きます。とても速いのです。つまり、予熱や乾燥を待つ時間が短縮され、実際に作業に費やせる時間が増えます。
カーボンファイバーの利点
細いタングステン線の場合、電源を繰り返しオン・オフするとすぐに壊れてしまいます。しかし、カーボンファイバーはそうではありません。膨張や収縮にも強く、石英ガラスの外殻によって酸素がファイバーを劣化させるのも防がれます。実際、数週間ごとにランプを交換する必要もありません。ずっと使えます。
設置時に注意すべき点
これらのランプはほとんどの産業用コントローラーに接続できますが、注意すべき点があります。カーボンファイバーには「負の温度係数」という特性があります。簡単に言えば、ランプが熱くなると抵抗が下がります。ですから、電源装置がその初期の過負荷に対応できるか確認してください。毎回機械を起動するたびにブレーカーをリセットするのは避けたいですね。もし、迅速に物を溶かしたいのであれば、もっと強力なランプが必要かもしれません。しかし、私たちの多くにとっては、300ワットのモデルが最適です。